2024 J1 第7節 京都サンガF.C.vsジュビロ磐田/西久保、ペイショット弾が炸裂

サッカー
【京都サンガF.C.×ジュビロ磐田|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第7節|2024シーズン|Jリーグ

スコア

3-0

得点者:西久保駿介、マテウス・ペイショット(2)

順位

11位 3勝4敗0分 勝ち点9

得点11失点10 得失点差+1

西久保が今季初スタメン

今節は左SBの松原后が欠場し、これまで右SBを務めていた植村洋斗が左に入り、代わりに西久保駿介が右SBで今季初先発。また前線はペイショットとジャーメインの2トップで4-4-2でスタートした。

前半はこの布陣での城跡となるサイドを使って前進する。京都もサイドのアタッカーのドリブル突破力を活かして前進する。この京都の攻めに磐田がうまく対処できずにゴール前に迫られる場面が多くなり、複数のシュート場面を作られる。

京都はサイドからのクロスに3人、4人とゴール前に入ってくるため、ボールが合えばゴールの可能性がかなり高くなる。なるべくこの形に入る前段階でボールを奪いたい。

曹貴裁監督のチームらしい総力を活かしたサッカーを展開してくる京都。中盤でのプレスも圧力も高い。磐田は足下での繋ぎばかりではなく、2トップの裏抜けを狙う京都DFライン裏へのパスも多用して攻める。

前半の後半は磐田がセットプレーを活用して、攻めのシーンを作る。複数回のCKを獲得するが、藤原のキックがやや低く、手前の京都DFに引っかかってチャンスシーンはあまり作れない。

今節もPKで先制のチャンス

41分、左サイドからの上原のクロスをペイショットが頭で合わせると、京都のDF麻田の手に当たりPKを獲得。

前節と同じく五分に近い展開の中でハンドにより先制のチャンスを得る。しかし、ここをペイショットが中央に蹴るもGKク・ソンユンが足を残してセーブ。

絶好の先制点のチャンスを失い、このままスコアレスで前半終了。

後半は両チーム選手交代なしで再開。

後半に西久保が試合を動かす

早い時間で試合が動く。50分、京都のCKを跳ね返した後、松本昌也が右サイドで一瞬のためを作る間に西久保がオーバーラップ。松本は西久保に繋ぐとこの試合初めて西久保が右サイド深い位置まで運んでクロスを送る。低く早いクロスは京都DFに処理されてCKを獲得。このCKを藤原が蹴ると西久保がうまく合わせてゴールに沈める。

西久保の強みはこの高い位置からのクロスなので、これが出せたのも良かったし、これが結果的に得点に繋がったのがよかった。今季初先発の西久保の自信にもなるし、セットプレーを蹴り続けた藤原の自信にもなる。

京都は64分に3枚替え。

マルコ・トゥーリオ、松田天馬、武田将平が下がり、宮本優太、鈴木冬一、山﨑凌吾が入る。

しかし、磐田が追加点を奪う。64分、スローインからパスを数本繋ぎ、西久保がフリーになり、またも早いクロスを送り込むと、ペイショットが頭に合わせて追加点。

ペイショットはこの試合PKを外していたし、まだ今季ゴールもなかったので、ペイショットにとっても自信になる得点。

70分、今度は右サイドで松本が抜け出し、ゴール中央のペイショットへ合わせると、ヘッドで追加点。

京都は73分に豊川雄太、佐藤響が下がって、福岡慎平と安齋悠人がIN。

磐田は74分にリカルド・グラッサに代わって森岡陸が入る。

京都は布陣を変更して反撃を狙う

京都はスタートの4-1-2-3から4-4-2に並びを変えて、引き続き、サイドからの攻撃で得点を目指す。磐田はこれに対して、4枚の2ラインとGKの連携で守備を固める。京都のサイドアタッカーがアタッキングサードでボールを持つとSHとSBで構えて守り、危険なボールをゴール前に送らせない。

85分に磐田は藤川健介、松本昌也、平川怜が下がり、レオ・ゴメス、藤川虎太郎、古川陽介が入る。

この後も京都の攻撃を磐田が跳ね返す時間が続く中、91分にゴール前に送られたボールを競り合った鈴木海音が頭を負傷。鈴木はこのまま交代となり、高畑奎汰が入る。

鈴木はこの後、アジアカップに出場するU-23日本代表に選出されていたので、大事にならないとよいが。

97分にブルーノ・ジョゼがペイショットと交代で入る。鈴木の交代は頭部への負傷での交代枠だったようだ。

試合はこのまま3-0で試合終了。

嬉しい今季初の連勝

前節に続いて嬉しい今季初の連勝。それも、ペイショットや西久保といった選手たちの強みが得点に繋がったいい形での勝利。

チームが自信と勢いをつけるのに何より手っ取り早いのは勝ち点3であり、連勝であり、クリーシートだと思うので、それらがシーズンの早めの段階で勝ち取れたのはとても良かった。

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