2024 J1 第5節 鹿島アントラーズvsジュビロ磐田

サッカー
【鹿島アントラーズ×ジュビロ磐田|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第5節|2024シーズン|Jリーグ

スコア

0-1

順位

18位

1勝4敗0分 勝ち点3

得点6 失点10 得失点差-4

4-4-2でスタート

今節は磐田はこれまで慣れ親しんできた4-2-3-1ではなく、4-4-2でスタート。レオゴメスと上原が中盤2枚を組み、ペイショットとジャーメインの2トップで臨む。

これまで途中交代でペイショットが入ってくるとジャーメインが捌き役となり、ペイショットが最前線のターゲットを務めて、いい形でのコンビネーションができていたので、いい選択肢に思える。

元々、磐田は守備時には4-4-2で守っていたのもあり、全く不慣れなやり方ではない。

スタメン変更に伴い、磐田はボールを奪うとこれまでのようなショートパスを細かく繋ぐやり方ではなく、早めに2トップに当てて、上がってる両サイドの味方に展開する形で攻め上がる。

ここ数試合、序盤でなかなか攻撃参加が少なかった松原が早い時間帯から上がれるようになり、複数回クロスを入れていく。サイドからのクロスにペイショットとジャーメインがゴール前に入っていけると可能性を感じさせる。

鹿島は伝統の4-4-2ではなく、4-2-3-1でスタート。片方のサイドでキープして、相手の布陣を引きつけるとサイドチェンジして、一気に攻め込む。

これまでより安定する試合展開

ただ、磐田は4枚の2ラインで守るため、逆サイドへのズレもそこまで遅れずに追いかけられていた。序盤にゴール中央からシュートを撃たれた意外はある程度、安定して守れていた。

攻撃時はサイドを中心にシンプルにパスを繋ぎ、そこまで陣形も崩さないためバランスのよい攻守の時間が続く。

しかし、29分に試合が動く。CKでファーに蹴られたボールを関口が折り返すと松原のブロックが手に当たりPKの判定。不運もあるがペナルティエリア内での守備であることを考えると左手はもっと注意して折り畳みたかった。

このPKを鈴木優磨に決められて、またも3試合連続で先制点を奪われる。

ただし、この試合はこれまでと比べるとバランスよく戦えているため、磐田としては気持ちを切らさず、プレイを続けたいところ。この後、鹿島も得点した勢いで各選手の動きが良くなってきたが展開としては変わらず磐田も良いバランスで戦いが続く。

磐田はサイドからボールが複数回入るが、決定的なシュートはなかなか撃てずに0-1のまま前半終了。

後半も同じ試合展開が続く

後半は両チーム選手交代なしで開始。

後半も試合展開は変わらず、両チーム攻守のバランスのよい戦いが続く。磐田はサイドを中心にシンプルに繋いで攻め込むがゴール前で鹿島の守備に跳ね返される。鹿島は鈴木優磨やチャブリッチが起点となり、両サイドの選手がスプリントして鋭い攻撃を繰り出すも追加点は奪えず。

60分に磐田は平川を下げて、古川陽介を投入。

今日は古川に早い時間帯でボールが入り、得意のドリブルでの勝負を仕掛けることができた。やはり古川のドリブルは違いを生み出せる。鹿島のDFといえど簡単には抑えきれない。しかし、相手を交わした後のプレイがもう一つ合わず得点にはつながらない。

72分にレオ・ゴメスと松本昌也が下がり、藤原健介と藤川虎太郎がIN。鹿島も名古新太郎が下がり、ギリェルメ・パレジが入る。

終盤1点を追う磐田

試合も終盤になり、両チーム選手間の距離が空き始め、個々の選手の判断が重要になってくる。

75分に左サイドで古川と上原のコンビネーションから中央で藤川のシュートが生まれるが鹿島DFのブロックに合い、ゴールならず。

77分に鹿島はチャブリッチと土居聖真が下がり、樋口雄太と仲間隼斗が入る。

この試合、セカンドボールの回収率は磐田の方が優勢だったがこの時間帯に入って疲労からか、選手交代の中盤の選手の個性が変わった影響か、徐々に鹿島の回収率が上がってくる。反撃したい磐田としては苦しい展開。

88分に鹿島は知念慶を下げて須貝英大がIN。

ロスタイムは4分の表示。91分にCKの流れからペナルティエリア内右よりの位置から上原がシュートするがGKに防がれる。

このまま鹿島の守備を崩せず0-1で試合終了。

ポジティブな内容も連敗は抜け出せず

この試合、悔しい結果に終わったが、磐田は今シーズンの敗戦の中では最もポジティブな内容だった。試合全体を通じて、バランスの良い時間帯が多く、これまでの試合で必ず見られた相手に圧倒される時間帯はあまり発生していなかった。

サイドからの攻撃を繰り返し仕掛けられたのはポジティブな傾向。ここをベースとして、次はゴール前への入り方、クロスの入れ方を詰めていくことが重要。

また守備の面でも4人の2ラインがバランスよく守れていた時間帯が長く、何度か崩されてシュートを撃たれたシーンだけ振り返って、このまま継続していきたい。

とはいえ、連敗が続いていることは事実。チームが自信を失う前に勝ち点を奪わないとこのままズルズルと下位争いから抜け出せなくなってしまうので、早くも正念場だと思った方がよい。

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