【マッチレビュー】2023 J2第24節 ジュビロ磐田vs大分トリニータ

サッカー

スコア

1-1
得点者:鈴木雄斗

順位

4位
勝ち点:38(10勝8分5敗)
得失点差:12(総得点:38、総失点:26)

出場メンバー(採点)

GK:三浦龍騎(5.5)
DF:鈴木雄斗(6.5)、グラッサ(6)、
 伊藤槙人(6)、松原后(4.5)
ボランチ:山本康裕(6)、上原力也(6)
OH:ドゥドゥ(6)、金子翔太(5.5)、
  山田大記(5.5)
CF:ジャーメイン良(5.5)

交代出場:
後藤啓介(5.5)、古川陽介(6.5)、ファビゴン(-)、鹿沼直生(-)、

フォーメーション

磐田の分厚い攻め

立ち上がり、前からボールにプレスをかける大分に対して、スペースの少ない中でも磐田のパスワークでプレスを交わして攻め込む。

攻撃にかかった時の鈴木雄と松原の上がりがかなり早く、両サイドから分厚い攻撃をくり出す。

ただ、ゴール付近まで迫り、大分の守備に圧力をかけるがいい形でのシュートまではたどり着けない。

一方で大分は攻撃時は藤本、松尾が両サイドかなり広く高い位置に張る。2トップ気味に並ぶ中川と野村が中央寄りで受けてから両サイドの選手へボールを供給する。

中川、野村はFWとして前線に張り続けるのではなく、かなり低い位置まで下りてビルドアップにも参加する。

大分の狙いはこの両サイドの突破からの攻撃。磐田は鈴木雄と松原の上がった後ろのスペースを彼らに使われるのは注意したい。

20分に藤本が前向きでボールをもってドリブルで仕掛けたのがこの日、大分の最初のチャンスらしいシーン。この時は鈴木雄斗が相手のSBの高畑をマークに行ったことで空いたスペースに入ってきた藤本に繋がれた。ドリブルのキレもあり、スペースを与えると危険な選手。

先制点は大分

このシーン以外、前半ほとんど脅かされることのなかった磐田ゴールだが42分に少ないチャンスをものにされる。

中川がセンターサークルの後ろあたりまで降りてボールを受けてターン。山本康裕が遅れて寄せるがそこまでスピードもなく、中川は右サイド裏のスペースを取った松尾への大きなパス。

三浦が一瞬、前に出ようとするが間に合わないとみるや戻ろうとする。このタイミングに松尾が角度的にも厳しい中、ダイレクトでシュートを放つと三浦は触れずにゴールに吸い込まれる。

中川への寄せの甘さ、松原の松尾へのマークのずれ、三浦の飛び出し判断ミスと3つの不幸が重なった。

もう一つの不幸は松尾のシュートがスーパーだったこと。角度的にそう簡単入るものではないのでこれは磐田としては不運としか言いようがない。

後半、磐田は金子翔太を下げて後藤啓介を入れる。ジャーメインは右サイドに回り、後藤が1トップを務める。

前半、ゴール付近までボールを運べるものの、シュートに持ち込めなかった磐田だが、ゴールに飛ばすスキルの高い後藤を使って大分ゴールを攻める。何度かシュートは打てたが、大分GK西川を慌てさせるような場面は作れず。

古川陽介が流れを変える

59分に山田を下げて、古川陽介IN。ジャメが2列目中央にドゥドゥが右サイドへ、古川が左サイドに入る。

古川が入って早々にドリブルで仕掛ける。チームとしても積極的に彼にボールをつけるようになると、古川の左サイドアタックがきっかけになり同点ゴールが生まれる。

古川が左サイドから仕掛けるが、大分の帰陣が間に合い、深い位置までは侵入できずに終わると、上原を経由して右サイドに張っていた鈴木雄斗へ。鈴木はドリブルで仕掛けで、ペナルティエリア内に入ってきたドゥドゥとワンツーして中央に侵入してくると、シュートコース少ない中でも迷わず左足を振り抜く。

シュートに対して西川も反応するがボールの勢いを止めきれずにゴールイン。

83分に山本康裕、ジャメを下げて、ファビゴンと鹿沼直生が入る。最後まで勝ち越しを目指す。

左サイドで古川がボールを持つと大分DF一枚は必ず剥がせるため、高確率でチャンスが生まれる。

しかし、何度もゴールに迫るが勝ち越しゴールは奪えない。

このまま1-1で試合終了。

混沌とする2位以下

負けなかったことをポジティブに受け止めたい反面、勝って昇格争いに前のめりで絡んでいきたかったので、少し残念。

今節、3位・長崎が負けたため磐田は4位に浮上。大分は2位のまま。6位・甲府も敗戦。首位・町田は勝ったので離されてしまったが2位以下は混沌としている。

上位陣との対戦で勝てなければおそらく昇格できないだろう。この先の上位勢との対戦は勝ち切っていきたい。

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