【マッチレビュー】2023 J2第22節 ロアッソ熊本vsジュビロ磐田

サッカー

スコア

2-0
得点者:ドゥドゥ、山田大記

順位

5位
勝ち点:36(10勝6分5敗)
得失点差:12(総得点:36、総失点:24)

出場メンバー(採点)

GK:三浦龍騎(6.5)
DF:鈴木雄斗(6.5)、グラッサ(6)、
  伊藤槙人(6)、松原后(5.5)
ボランチ:山本康裕(6)、上原力也(6.5)
OH:ドゥドゥ(6)、金子翔太(6)、
   山田大記(6.5)
CF:ジャーメイン良(6.5)

交代出場:
古川陽介(5.5)、小川大貴(6)、後藤啓介(6)、松本昌也(5.5)、大森晃太郎(6)、鹿沼直生(6)、

フォーメーション

前節からの変更点としては2箇所。右サイドの松本昌也を金子翔太に、ボランチの藤原健介を山本康裕に変更。この辺りの選手たちは経験と実績もあり、ターンオーバー的な起用かもしれない。

電光石火の2得点

序盤、磐田は熊本の3-3-1-3の中央にバランスよく配置された布陣にプレッシャーをかけられてボールを思うように繋げない。

しかし、一方の熊本もマイボール時に効果的な攻めはできずにボールを奪われる。双方、奪ったり奪われたりを繰り返す中、最初にパスワークで熊本の守備を突破した磐田が幸先よく先制点。

三浦とグラッサ、伊藤がパス交換して熊本の前線の守備を広げて、山本が降りてくることで中盤のスペースを開けるとドゥドゥが降りてきて三浦から縦パスを受ける。

ドゥドゥは動き直してフリーになった山本に落とし、山本はやや前にいた上原とワンツーで縦に抜け出す。

山本は右サイドの鈴木に当ててリターンパスをもらうと斜めの縦パスを入れる。山田が囮になってスルーすると前線に上がっていた金子に入り、さらにそれを追い越す上原にダイレクトで繋いでゴール前へ。

上原のクロスを金子が胸トラップすると走り込んできたドゥドゥがシュート。これが見事に決まる。

先制点の勢いそのままに磐田が7分に追加点。

右サイド、鈴木雄斗からのアーリークロスを山田がダイレクトで合わせたビューティフルゴール。
前でDFを引っ張ったジャメのランニングも良かった。

前半はいい形で折り返し

熊本は3-3-1-3が並びをそこまで崩さずボールを繋いでくるのでマーク自体はつきやすい。ただ、それが罠の一つで一方のサイドに寄せた時に開いた逆サイドのWGに繋がれると大きく揺さぶられてしまう。

それ以外の熊本の攻撃には危なげなく守り、前半は2-0で終了。

後半は熊本が2人入れ替えて開始する。

55分にドゥドゥから古川陽介に交代。
ゴール前で相手のクリアが頭に当たって、以後こ2回ピッチから出てメディカルスタッフのチェックを受けていたので、脳震盪の心配で大事を取っての交代か。交代枠は減らず。

65分、山田と金子を下げて、後藤啓介と松本昌也が入る。ここから7連戦となる磐田は交代枠をうまく使って、選手の疲労を分散していくことも大事。

終盤は耐える時間が続く

70分過ぎあたりから自陣内で磐田が熊本の攻撃を耐える時間がふえてくる。なんとか弾き返しても、最前線のジャーメインや後藤になかなか収まらず、マイボールにできない。

84分に鈴木雄斗と小川大貴が交代。
さらに85分にジャーメインが大森晃太郎、山本康裕が鹿沼直生と交代。

大森はルヴァンカップですでに実戦復帰していたが今季のリーグ戦初登場。昨年の大きなケガから回復してきてくれた。彼の力も間違いなく戦力になるので、コンディションが早く上がっていってほしい。

守備で奪ったボールが大森に入るとうまく、パスやドリブルをチョイスして前にボールを運んでくれる。これで80分台頃のような押し込まれる続ける状況ではなくなる。

このままリードを守り切って試合終了。

シーズン後半戦をいい形でスタートを切る

立ち上がりのゴールでメンタル的にも落ち着いて試合を進めることができた。また、交代枠をターンオーバー的に使えたことで多くの選手にプレータイムを分散できたのも良かった。

山田や後藤、大森といったケガからの回復後のコンディションが気になる選手の負荷軽減。古川などの実戦経験の増え、脳震盪が気になるドゥドゥや金子など主力の温存もしながら勝ち点3を獲得できた。

1位の町田と2位の大分が今節引き分けたので上位のと差も少し縮んだし、勝負となるシーズン後半戦の初戦をいい形で終えられた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました