【マッチレビュー】2023 J2第19節 ジュビロ磐田vsブラウブリッツ秋田

サッカー

スコア

2-0
得点者:藤原健介、上原力也

順位

6位
勝ち点:30(8勝6分5敗)
得失点差:4(総得点:31、総失点:22)

出場メンバー(採点)

GK:三浦龍騎(6.5)
DF:鈴木雄斗(6)、グラッサ(6.5)、
    鈴木海音(6)、松原后(6)
ボランチ:藤原健介(6.5)、上原力也(6.5)
OH:ドゥドゥ(6)、松本昌也(5.5)、
     金子翔太(5.5)
CF:ジャーメイン良(5.5)

交代出場:
後藤啓介(5.5)、小川大貴(6)、伊藤槙人(-)

フォーメーション

ジュビロ磐田 試合速報 明治安田J2 第19節 vs. ブラウブリッツ秋田
明治安田J2 第19節 vs. ブラウブリッツ秋田。ジュビロ磐田 試合速報。中継テキスト、記録、インタビュー、フォトギャラリー。

前節は長崎に試合終了間際で勝ち越し点を受けて敗戦。5月を無敗で終われなかった磐田は前節のスタメンから2点変更。

トップ下は藤川から金子翔太に、ボランチは遠藤から藤原健介に変更。2人とも久しぶりの試合出場なので、期待したい。

またその他に怪我で離脱していた後藤啓介や伊藤槙人が復帰してベンチ入りしているのも好要素。

前半は秋田の堅い守備に苦しむ

秋田は序盤からラインを高く上げて前線からプレッシャーをかける。磐田がいつも通り、最終ラインから繋いでくるところに圧力をかける。

磐田も果敢にショートパスで前進を試みるが、1トップのジャーメインに入る辺りで少しパスがずれたり、ジャーメインに入っても次の繋がりが良くなく、アタッキングサードにいい形に入れない。

中央を意識させつつ、9分や23分などのようにグラッサが高い位置で大きく外に開く松原后に繋いで外を経由して攻め上がる場面で、比較的チャンスが生まれやすい。

秋田もそこまでボールを保持できないものの、少ないチャンスシーンでは磐田のゴールを脅かす。松原后の上がった後のスペースを使い、グラッサを引き出しつつ磐田の左サイドを攻略。サイドを抉って攻め込んでくる。

時間の経過と共に秋田のラインも少しずつ下がり、磐田がパスワークで揺さぶりながら、右サイドからも攻め込むようになる。

しかし、サイドからのクロスに対して秋田の空中戦の守備は固く、シュートまで持ち込めない。

前半は秋田の堅い守備を脅かせずに0-0のまま終了。

流れを変える選手交代

後半も前半からの試合展開が続き、こう着状態が続く。

流れを変えるべく磐田は62分に金子から後藤啓介に選手交代。ジャーメインがトップ下に下がり後藤がトップを務める。

その変化が功を奏したか、65分に磐田が欲しかった先制点を上げる。

左サイドでドゥドゥと後藤が絡んで松原の縦突破を引き出す。逆サイドの松本まで繋いで、クロスを試みるが秋田の水谷にブロックされたボールが流れて、後ろから上がってきた藤原がダイレクトでゴールに沈める。

中央の守備の堅い秋田からゴールを奪うにはこういった形で、ラインを押し下げての二次攻撃からしかなかったかもしれない。そんなチャンスを確実に沈めた藤原のスキルも素晴らしい。

近い形で磐田が76分に追加点。
ここも左サイドを突破した松原が中央にクロス。クロスは秋田DF河野にクリアされるが、これが上原に繋がり、右上隅にシュートを決める。

これもキーパーの届かない位置への上原のスキルフルなシュートだった。

クリアのスキル

1失点目の時の水谷のスライディングしながらのブロックはなかなかどこにクリアするかはコントロールが難しいが、この場面の河野としてはそこまで厳しい体制ではなかったので、なんとか外にクリアしたかった場面だった。ただ、この直前に全速力でスプリントして帰陣したところにやや自分の後方よりにボールが飛んできたので疲労もあって対応しきれなかったのかもしれない。

筆者も中学生の時に部活の先生から、中にクリアは絶対するなと怒られたのを思い出す。

80分に松本OUTで小川大貴がIN。ドゥドゥが右SH、松原が左SH、小川が左SBに入る。

88分には怪我から復帰の伊藤槙人が松原に代わって入る。3バックに変更して守備を整えつつ、試合を終わらせにかかる。

ロスタイムには秋田GKの圍も上がってきての秋田CKもきっちり守り切って試合終了。

快勝か辛勝か

非常に守備の堅い秋田だったので、もし先制点を奪われていたら非常に厳しい試合になっただろう。前半2分の水谷のシュートを決められていたらと思うとゾッとする。

これで再びプレーオフ圏内の6位浮上。首位の町田には勝ち点差12と少し差があるが、2位の大分とは4ポイント差なので、昇格争いにこのまま食らいついていきたい。

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