【マッチレビュー】2023 J2第17節 ジュビロ磐田vsいわきFC

サッカー

スコア

1-1
得点者:ドゥドゥ

順位

6位
勝ち点:27(7勝6分4敗)
得失点差:4(総得点:28、総失点:20)

出場メンバー(採点)

GK:三浦龍騎(6.5)
DF:鈴木雄斗(5.5)、グラッサ(6)、
     鈴木海音(6)、松原后(5.5)
ボランチ:遠藤保仁(6)、上原力也(6)
OH:ドゥドゥ(6.5)、吉長真優(5)、
      藤川虎太郎(5.5)
CF:ジャーメイン良(5.5)

交代出場:
ファビゴン(4.5)、古川陽介(6)、山本康裕(-)、藤川健介(-)

フォーメーション

しばらくマッチレポートをサボっていた間に磐田は3連勝を達成し、4連勝を目指す。

前節からのスタメン変更点は4箇所。

トップ下は山田に代わり藤川が務める。山田のコンディションは心配だが、徐々に調子を上げて結果が出始めたコタには期待。

右SBは鈴木雄に代わり、松本昌也。ここは出ずっぱりだった鈴木雄を休ませたと思われる。その代わり前節、松本が務めた2列目の右に吉長が入る。そして、ボランチで鹿沼に代えて、遠藤保仁。

磐田はいつも通り最終ラインからボールを繋いで相手を攻略していく。いわきの2トップの間に遠藤か上原のどちらかが立ち、2トップが磐田のCBへのチェックを牽制する。また、もう一枚の磐田ボランチが最終ラインに下りて、パスワークに加わり、両SBを押し上げる。

ハーフラインを超えると2列目のSHと同サイドの両SBが連携してアタッキングサードに侵入を試みる。14分は外に大きく開いた吉長がパスを受ける間に松本がインナーラップして縦に抜けてボールを引き出してサイドを攻略していた。

しかし、ボール保持はできるものの、決定機と言えるシーンはあまり作れなかった。

後半は流れが変わって、いわきが徐々に攻勢を強めていく。

磐田が前半と同じようなビルドアップを続けるが、いわきが全体のライン設定を上げてきたことで、思うように繋げられなくなる。

磐田のボランチ一枚がいわきの2トップの間に位置取りしても、いわきの2列目に磐田ボランチのマークを預けていわきの2トップが磐田CBのチェックをするようになる。また、押し上げた磐田が両SBにパスをつけるとすぐ近くにいわきのSHがいて寄せられてしまう。

試合後のインタビューでいわきの監督は前半は引いてしっかり守り、後半はラインを上げて前から仕掛けていったとのこと。いわきの狙いが功を奏す形となった。

ただし、ラインをあげたいわきの裏のスペースを使えればチャンスにもなる。セットプレーの流れから60分にカウンターで遠藤が上がっていき、ゴール前の藤川にパスをつけるがあと少し合わなかった。

62分に磐田は遠藤と藤川が下がり、ファビゴンと古川陽介が入る。

押し込まれ気味の展開の中、高さとパワー、スピードのあるファビゴンを1トップに入る。また、スペースを活かせれば古川のドリブルも相手の脅威になる。

しかし、彼らを活かす前にいわきのプレスの前にボールを奪い返されてしまい、いわきの攻撃を受けるという時間がしばらく続く。

いわきDFの後ろのスペースを狙ったロングパスも使うが、プレスを受けながらのキックのため精度が低く、いわきDFに回収されてしまう。

79分、上原と吉長を下げて、藤原健介と山本康裕が入る。藤原がトップ下に入り、ジャメが右SHに入る。

81分にドゥドゥの起死回生のミドルが決まる。古川が左サイド高い位置で仕掛けペナルティエリア内まで侵入して折り返し。これはいわきのキーパーが掻き出すが、藤原とジャメが収めて、ドゥドゥにパス。これをドゥドゥがダイレクトで低い弾道のミドルシュート。左下隅に決まる。

この得点がチームに力を与えて、磐田の選手たちの出足が少しずつ早くなり、いわきの攻勢を押し返せるようになる。

しかし、90分にCKに同点弾を受ける。今シーズン弱点となっているセットプレーの守備がまたもや出てしまったとも言えるがこの試合、自陣内でのFK含め多くのセットプレーを与えてしまっていたので、それだけチャンスがあれば一度は決められてしまってもしかたない。

この後、両チーム勝ち越し点を目指して、お互いのゴールに迫るが、決勝点は奪えず。

4連勝はならなかったが、苦しい試合展開の中で勝ち点1を取れたのはよかった。これもここ数試合の守備の安定により、最小失点で凌げたから。

攻撃面では現状、大津、後藤、山田、大森などを欠いて戦力的にも厳しいので、この守備の安定をベースにやっていくのが現実的かもしれない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました