スコア
2-1
得点者:山田大記、鈴木海音
順位
9位
勝ち点:16(4勝4分け3敗)
得失点差:5(総得点:19、総失点:14)
出場メンバー(採点)
GK:梶川裕嗣(6)
DF:鈴木雄斗(6)、中川創(6.5)、
鈴木海音(7)、松原后(6.5)
ボランチ:遠藤保仁(5.5)、上原力也(6)
OH:ドゥドゥ(5.5)、金子翔太(6)、
山田大記(6.5)
CF:大津祐樹(6)
交代出場:
後藤啓介(5)、鹿沼直生(5.5)、松本昌也(-)
フォーメーション
久々に早い時間で先制
金沢の守備が連動性がそこまで高くなく、1人めのプレスをパスでかわせればその先の選手はボールを受けて少し余裕があるため、前半は磐田がボールをキープする展開。
これまで、連動性のある早く強い前線からのプレスを繰り出してくるチームがいくつもあるなかでも足元で繋いでいくサッカーを続けてきた磐田にとっては今日の金沢のプレスであれば余裕を持って繋ぐことができる。
そして幸先よく先制点を奪う。
右サイドのパスワークからややラッキーな形でPKを獲得。これを山田が左足で決める。
攻撃時にかなり押し込んで攻め込む上に、奪われた後も鈴木海などの出足の速い潰しが効いて、ボールを奪い返す。
41分に大津が左サイドを抜け出してゴールに迫る。GKの至近距離から肩口を狙うシュートはバーを叩く。非常に惜しいこのプレイで大津は足を痛めてしまう。
しかし、前半終了間際に鈴木海のJ初ゴールを決まり、非常にいい形で折り返す。
50分に1点を返される。CKでニアに走り込んできた庄司に頭でファーに流し込まれる。ワンチャンスを決められて1点差に詰め寄られてしまう。
56分に後藤が、60分にドゥドゥがフリーでゴール前でシュートを撃つが金沢のGK白井のセーブに合う。フリーだったので、このどちらか一つは決めたいところ。
白井のファインセーブでもあったが、このチャンス逸がこの先の試合を苦しくした。
後半は耐える展開
後半は後藤が1トップに入るが、前半の大津ほどボールを納められず、後方の選手が上がってくる時間が作れず、前半ほど厚みのある攻撃を繰り出しにくくなる。
65分に遠藤保仁に代わり、鹿沼直生が入る。金沢が縦に長いボールを当ててセカンドボールを拾うようなやり方に変えてきたこともあり、中盤の守備の強度を上げる意図か。
70分、ジェフェルソン・バイアーノと杉浦恭平がIN。林と奥田がOUT。金沢はシンプルに同点を目指してアタッカーを投入してくる。
ここにきて金沢の前線からの守備も連動性が出てきて、磐田の後方からのビルドアップにも制限がかかる。
なんとか山田や金子が起点を作って自分たちのボール保持時間を長くして、流れを手繰り寄せたい。
79分に金沢は小野原和哉と嶋田慎太郎がIN。
金沢は前線にボールが入るとバイアーノの身体の強さが際立ち、ゴールへ迫られてしまう。そのため、磐田はサイドで複数人でパス交換してなるべくボール保持時間を増やそうとする。
84分に山田を下げて、松本昌也が入る。金子がトップ下に入り、右サイドに松本昌也が入る。
ロスタイムに入ると磐田は徹底してサイドでボールを保持して時計の針を進めていく。
なんとかこのまま逃げ切って勝ち点3を獲得。
後藤1トップ時のビルドアップ
今日は前半の優勢な試合展開から2点を取れたところまでは良かったが、後半は受けに回ってしまったような状況。
原因ははっきりしていて、後藤の中央でポストワークが安定せず、そこが起点が作れなくなったこと。
ここはすでに数試合前から課題としては見えていたので、個人の問題で終わらせるのではなくチームとしてどうするかを考えたい。
今シーズンは補強もできないなか、杉本も移籍してしまっていて、今いる選手たちで戦うしかない。
それに後藤は17歳とまだ若い選手だし、今年からプロに入ってきたルーキーなのでフィジカル的にもプレイスキル的にも成長段階であるところをチームでもフォローしたい。
一方で鈴木海のカバーや出足の速さは今日は非常にチームを助けていたし、そのご褒美かのような得点もあり、マンオブザマッチ級のプレイができたのがよかった。彼も若い選手なので、これからさらに飛躍して欲しい。
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