【マッチレビュー】2023 J2第7節 大分トリニータvsジュビロ磐田

サッカー

スコア

1-2
得点者:上原力也

順位

暫定11位
勝ち点:8(2勝2分け3敗)
得失点差:0(総得点:10、総失点:10)

出場メンバー(採点)

GK:梶川裕嗣(5.5)
DF:鈴木雄斗(5)、中川創(5)、
 リカルド・グラッサ(4.5)、松原后(5)
ボランチ:遠藤保仁(4.5)、針谷岳晃(5)
OH:ドゥドゥ(5)、金子翔太(4)、
  松本昌也(4)
CF:後藤啓介(4)

交代出場:
上原力也(5.5)、大津祐樹(5.5)、藤川虎太郎(5.5)、山田大記(5.5)、小川大貴(-)

フォーメーション

ミッドウィークの前節・栃木SC戦のスタメンからは変更なし。(主は試合日程を忘れて試合見れず。。。)

前節は内容も良かったようで、今季初の完封勝利だったのでこのままの勢いを維持しようとしたか。

大分の可変サイドバック

前半は大分がボールを握る展開。

大分は攻撃時には最終ラインに中盤の1枚が加わって、両サイドまで広く開き、可変サイドバック(SB)のようにポジションを取る。さらに磐田の守備陣形4-4-2の4と2の間に選手が降りてきて、ボールを受けて開いた最終ラインの可変SBに落とす。

可変SBは縦にも斜め前にもその時に空いているパスコースを突いて行く。

縦のサイドハーフ(SH)に繋いだ後には可変SBが追い越してサポートにも入り、磐田の守備はなんとかマークについていくのが精一杯。

磐田はペースを握れず

磐田は数は少ないが攻撃に入るシーンでは大分の可変SBで高い位置を取るのを逆手に開いている大分の最終ラインの脇へ長いボールを狙う。

ゴールに近い位置まで前進するものの、決定機といえるチャンスを作れずに時間が進む。

34分に針谷が足を捻って、負傷交代。上原力也が入る。ここまでは針谷の頭の上を超えてボールが前に進むことが多く、また守備の時間も多く、今日はハリーの日ではなかった。

耐え続けた磐田だが、39分についに失点。セットプレーの流れから茂に決められる。

FKがゴール前に送られたところ、一度は梶川が掻き出したのだが、再度拾われてゴールに繋げられてしまった。

あともう少しでハーフタイムというところだったが耐えきれなかった。

大津の起点で流れが変わる

後半頭から後藤に代わって大津祐樹が入る。

大津は後藤よりも広範囲に動いて、DFのマークを外して後方からのボールを受け、少ないタッチでサイドの攻め上がりを促す。

大津が起点になれることで、後半は磐田の攻撃の時間が増えていく。

しかし、次の得点は大分が奪う。

大分が左サイド高い位置まで持ち上がり、短いパス交換から、ややルーズボールになったところで伊佐がグラッサの寄せを右足でブロックし、そのまま入れ替わるようなターンでボールを持ち出し、右隅に決める。

人数的に足りなくなったわけではないので、悔しい失点。

61分に金子と松本を下げて、山田大記と藤川虎太郎が入る。

76分に遠藤を下げて小川大貴が入る。小川が右のSBに入り、鈴木雄斗が1列上がる。

磐田がボールを持つと大分は前進守備でそう簡単には自由を与えない。

82分に大分が選手交代。藤本と弓場が下がり、高畑と羽田健人が入る。

反撃の1点

83分に磐田が1点を返す。

左サイド低い位置でドゥドゥがパスカット。パス交換して右サイドまで運び、中央で山田、藤原が少ないタッチで繋いで右サイドへ。

サイドを上がってきた鈴木雄斗がゴール前の大津にクロス。大津は胸で落とすと上がってきた上原がキッチリ決める。

後半は交代で入った選手が機能して、ボールを握る時間が増えていく。

山田や藤川が時間もスペースもない中で効果的に展開する。

また、終盤になっても大津が最前線でボールを収めて起点を作ってくれるのが大きい。

杉本健勇が移籍したため、大津がFWを務めてくれるのは非常に大きい。

最終盤に右サイドペナルティボックスすぐ外でFK。梶川も上がってきて同点ゴールを狙う。

しかし、同点ゴールを奪うことはできず、試合終了。

厳しい内容での敗戦

特に前半の試合内容で大分に圧倒された試合だった。前半で苦しい試合展開になった際に、どう流れを変えるか、どう耐えるかは課題。

苦しい展開でもハーフタイムで選手交代も交えて流れを変えることができる場面はよく見るので、前半の耐え方は今後もポイントになりそう。

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