ジュビロ磐田・2022年振り返り①:選手補強

サッカー

最終節の京都戦は消化試合となってしまったこともあり、レビューはスキップしました。

今シーズンは最下位として終わってしまい残念でしたが、これでチームが終わるわけではなく、また来年J2からリスタートすることになります。

ひとまずは今シーズン全体を振り返っておきたいと思います。

総括

今シーズンの率直な感想としては、この戦力である程度良くやった方ではないかと思ってます。

開幕前に昨年のチーム&J2リーグ得点王のルキアンを失い、補強についてなかったわけではないが、結果的にシーズン当初の補強でチームの戦力になれた選手は少なかった。

全体的な戦力が上積みできないなか、もしかしたら昨年のチームより弱体化したかもしれない状況で33節まで残留の可能性を残したのはチームとしてできる限りのことをしたように感じる。

2013年や2019年の降格の時は他チームと比較して決して降格するような戦力ではなかったなか、チームの歯車が狂い、まさかの降格という印象だった。

しかし、今シーズンの降格はやれるだけのことをやった中でのチームとしての力負けという印象。

日本のトップリーグであるJ1にまずは定着できるようになるため、腰を据えてクラブを立て直していく必要がある。

シーズンレビューとして立て直すべき課題を整理してみる。

戦力補強

今シーズンの開幕前に昨年のチーム得点王兼、J2リーグ得点王のルキアンがアビスパ福岡に移籍した。

また、昨年のチームでルキアンに次ぐスコアラーだった山田大記もシーズンの大部分を怪我で起用できなかった。

昨年の磐田の総得点は75。そのうちルキアンは22点、山田は11点を取っていた。実に44%の得点源を失った状態で、今シーズンは戦っていたことになる。

期待した新戦力の杉本健勇やジャーメイン良などのアタッカー陣が彼らの穴を埋められるほどの活躍が出来なかったのも痛い。

もちろん、ルキアンが残留して山田の負傷がなければ残留できたとは言い切れない。
福岡移籍後のルキアンは今シーズンのリーグ戦の得点は3点にとどまっている。昨年はあくまでJ2での成績だし、個の力だけで点を取れるほどJ1は甘くない。

「Jクラブ経営情報ポータル」から引用すると、磐田の2005年以降の営業費用は概ね30億円前後を行き来している。
※通常、営業費用の半分程が選手や監督の人件費になると言われている。

ジュビロ磐田の経営情報 | Jクラブ経営情報ポータルジュビロ磐田の年度別経営情報一覧。損益計算書・貸借対照表・営業収入・営業費用・入場者数を項目ごとに時系列表示。cieloazul310.github.io

優勝したマリノスや川崎フロンターレ、浦和レッズなどは50〜60億円費やしているが、湘南ベルマーレやアビスパ福岡、サガン鳥栖などは20億円台だったりする。

磐田はJ1の中でも中位クラスの予算規模を投入できているので、費用面で対抗できないことはないはず。

となると補強時に自チームに合った選手、必要な選手の見極めができないか、見極められていても選手が来てくれないのか。

ここはチームの内部事情も関わるので外からはわからない点だが、気になる点ではある。

ただ、現在、磐田はファビゴンの移籍時の問題で2023年シーズン開幕前と夏の補強を禁止されている。この処分に対して磐田は不服申し立てをしているがまだ解除は確認できていないので、補強できるかは不透明な状態。

補強すべきはどんな選手

補強ができるとしたらどんな選手を獲得すべきか。

今シーズンの試合を見ていて、守備時の寄せの遅さや、チェック時の当たりの弱さは気になった点だった。

遠藤保仁や大井健太郎など大ベテランの選手たちだけでなく、チームとして運動量やスピードの面で苦戦する部分が多かった。

シーズン終盤、渋谷監督に変わってから全体をコンパクトにして選手同士の距離を近くすることで補っていたが、伊藤監督の頃は攻撃時にアタッカー陣へのサポートが遅かった印象。

現代サッカーはフィールドプレイヤーの運動量はかなり求められるし、昨今は交代枠が5人となったことでこの傾向はさらに加速した。

松本昌也や鈴木雄斗の運動量は頭が下がるほどだったが、遠藤保仁などのカバーができるくらいの運動量やボール奪取能力のある選手がもう少し中盤に必要。

また、1トップを継続するなら、ルキアンのように孤立していてもボールをキープしてくれるようなCFが必要だろう。

杉本健勇は中盤のサポートがある中で活きるタイプの選手だが、今シーズンの磐田ではそういったサポートは薄かった。

例えば、スピードのあるサイドアタッカーが突破して、敵の守備が整う前にクロスを送るような場面は少なかった。
鈴木雄斗や松本昌也などはそこまでスピードのあるタイプではなく、独力で突破というよりは周囲との連携で崩していくタイプなので、どうしても杉本に渡るまでには手数がかかってしまう。

それよりも今シーズンの磐田であればファビゴンのように周りとの連携はそこまでうまくはないものの、孤立していても個の身体能力でゴリゴリチャレンジできるタイプの方が活きる場面が多かった。

ただ、ファビゴンはDFを背負ってのポスト役は不得意なので、試合のスタートはポスト役のできる杉本が務めることが多かったのだろう。ファビゴンは後半の相手が疲れてきた時間帯にパワープレイ的に投入でしか計算しにくかった。

杉本とファビゴンの2トップ起用ができるとまた違ったかもしれない。

まとめ

  • 磐田は予算規模はJ1中位クラス
  • 来シーズン補強可能な場合、獲得すべきはまずは運動量とボール奪取能力の高い中盤の選手
  • 来シーズンのフォーメーションが1トップかどうかも踏まえてチーム状況に適したCFも必要

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