2024 J1 第19節 ジュビロ磐田vsセレッソ大阪/今節も逃げ切り失敗も最低目標の勝ち点20は達成

サッカー

ジャーメインがスタメン復帰

前節ジャーメインが戦列復帰し、途中交代で入ったが今節はスタメンとして復帰。代わりに山田がベンチとなった。山田も重要な選手だが、現時点では今日のスタメンがベストメンバーかもしれない。

今節でリーグ戦の半分が終了。横内監督が掲げる今季の目標勝ち点40を考えるとこの試合で20に達したいところ。対するセレッソは勝ち点28で6位で上位に着くが、そんな相手にも引き分け以上を目指す。

C大阪はハイプレスで試合に入る

C大阪はかなり高い位置からボールを奪いにくる。磐田のゴールキックの場面でもペナルティエリアすぐ外に1トップのレオ・セアラがいるくらい前からの意識が高い。

磐田はそれに対して前から来られている時はシンプルに前線に長いボールを蹴ってC大阪の前プレスを受けない様にする。

今日は前線のターゲットとしてペイショットとジャメと2人なので、このやり方の方がいいだろう。

C大阪の攻撃時はカピシャーバとルーカス・フェルナンデスの両サイドが前に運ぶ力があり、加えてSBの選手のサイドチェンジも使って前進してくる。ただ、磐田もいつもの4-4の2ラインがうまくマークの受け渡しもできてバランスよく守れていた。特に以前は大きくサイドチェンジされると横ズレが遅れて、ボールが渡った逆サイドの相手選手に深く侵入されてしまうことがあったが、今日の試合は逆サイドにボールがある際に中に絞りすぎないポジショニングでサイドチェンジのケアもできていた。

ボール保持はセレッソ

ボールを保持する力はセレッソの方が上で磐田陣内に押し込みながらボール回して仕掛けのパスを狙う。ただ、磐田もセレッソの前線の選手への縦パスが入った後は早いチェックで相手に自由を与えない。

奪った後の磐田は長くボール保持はできないものの、うまくサイドのスペースにボールを出して縦に早く前進させて攻め込み、何度か攻撃のチャンスを作る。

磐田もC大阪も守備面では相手に大きな決定機を与えることなく、ある程度自分たちの狙った試合展開で前半を終えたのではないだろうか。ややボール保持の時間はC大阪が長くなったがそこも磐田としては折り込み済みで試合を進めていた。

後半は攻撃に転じる

後半は頭から磐田はグラッサと平川を下げて、森岡陸と金子翔太が入る。グラッサは前半終了直前に足首にアクシデントがあったかもしれない。

後半は磐田が攻撃に転じる。47分のペイショットの落としからジャメの振り向きざまのシュート、そのCKからのペイショットのヘッドなど立ち上がり、得点の気配を感じさせるシュートを放てた。

得点にはならなかったが、C大阪がボールの保持が長かった試合展開の中で、相手がヒヤッとするシュートシーンを作れるとメンタル的な優位性をこちらに引き寄せることができる。

この後も上原のミドルシュートから金子、ジャメ&ペイショットの詰めなどで際どいシーンを作っていく。

いい流れが来ている中で52分に磐田が先制点。上原のCKが一度跳ね返されたが、拾った松原后がファーに難しいドライブショットを沈める。

61分にC大阪が選手交代。上門が下がり、柴山昌也が入る。66分に奥埜が下がり、渡邊りょうが入る。CFタイプの選手を増やして得点を狙いにいく。

今節も逃げ切りは失敗

選手交代もあり、追いかけるC大阪の攻撃の迫力が増す。前節も先制しながら逃げ切り失敗した磐田はどう対処するか。

セレッソの攻撃も激しくなるが、防戦一方にならないのは磐田守備陣が跳ね返したボールをうまくジャメが拾って、味方に繋いでくれているのが大きい。

しかし、75分に追いつかれる。CKをレオ・セアラに合わせられて決められてしまう。ここまで決定機は作らせていなかったので悔しい失点。

80分に磐田は松本昌也を下げて、ブルーノ・ジョゼを投入。82分に植村を下げて、西久保駿介を入れる。反撃時にいつも投入する選手たちのカードを切り、磐田も勝ち点3をあきらめない。

残り時間そこまで多くはないが、なんとかジョゼら右サイドからの攻撃チャンスを作りたいが、ボール保持で優位のセレッソの攻撃が続く。

川島の安定もあり1-1で終了

87分もセレッソの右サイドからの柴山のシュートを受けるが川島がガッチリキャッチ。雨が降っていてスリッピーなピッチでこぼさずにキャッチしてくれるのは大きい。

88分にジャメを下げて山田大記投入。ジャメは足が攣ってしまったかもしれない。セレッソもカピシャーバと田中を下げて、ジョルジ・クルークスと平野佑一が入る。

セレッソの攻勢が続く中、なんとかチャンスを作るためにゴール前にボールを送るシーンも作るが得点には至らず。

このまま試合は1-1で試合終了。

最低限の目標は達成

前節のFC東京戦に続いて、今日も先制しながら逃げ切り失敗しての勝ち点1。しかし、上位のセレッソ大阪相手に勝ち点1を取れたと考えるべきか。また、最低限の目標である前半戦での勝ち点20は達成できた。

ただ順位としては16位で降格圏の18位の湘南との差は勝ち点5。決して余裕のある状況ではなく、各チーム勝負をかけてくる後半戦に向けて楽観的にはまだなれない。

まずは次節、東京ヴェルディにリベンジして後半戦スタートダッシュしたい。

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