2024 J1 14節 コンサドーレ札幌vsジュビロ磐田/悪夢の3連敗 ジャーメイン不在の影響色濃く

サッカー
【コンサドーレ札幌×ジュビロ磐田|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第14節|2024シーズン|Jリーグ

スコア

0-1

得点者:-

順位

16位 4勝2分8敗 勝ち点14

得点18 失点21 得失点差-3

スタメン

山田が久々の先発。ここしばらく山田のプレーが見れない寂しかった。しばし、ジャーメインたちの活躍で勝ち点を重ねていたことで払拭していたが、まさかの奇襲スタメン。

出場停止明けのグラッサや今季初先発の古川陽介など変化の見える顔ぶれ。

立ち上がりにVAR

立ち上がり、左サイド縦に抜けた古川がシンプルに中に送ったボールから混戦になり、札幌の選手の手に当たりVARチェックが入る。

早くもPKのチャンスかと思われたが、ここはハンドなし。

ここから徐々に札幌のボール支配が増えて行く。札幌は選手のポジショニングがバランスよく、特に2シャドーが時にはハーフスペースに時には大外にと立ち回り、磐田の守備に捕まらない場所でボールを受けようとする。

磐田の守備は中盤とDFの各4人の2ラインがコンパクトにまとまってGKとも連携した守備陣形を取ると安定した守備ができるが、サイドに揺さぶられるとこのコンパクトさが緩くなりゴールを脅かされる。

2シャドーの動きで揺さぶられ、上がってきた札幌の後方の選手のサポートで攻め込まれるため、2ラインがコンパクトにまとまる前にゴール前に入られる。

今日も先に失点

それでもなんとか凌いでいたが25分に失点。坪井が蹴ったゴールキックのこぼれ球をスパチョークに拾われ、鈴木海音が寄せるが、前を向かれてしまい構える守備に変更したところで、裏抜けした浅野にスルーパスを出されてしまう。

この鈴木とスパチョークの駆け引きである程度勝負が決まってしまった。グラッサが急いで戻るが、浅野は切り返しでかわすと、左足でのシュートがゴールに突き刺さる。

この後は札幌のパスワークや距離感がよく、ボールを支配する時間が続く。磐田がボールを奪っても、最終ライン以外の選手には札幌のマークが付いていて、パスがなかなか繋がらない。

ただ、この劣勢でも札幌には追加点を許さず。そこまで、札幌のギアも上がりきらなかったのが幸いした。

後半は頭から山田に代えて、平川怜が入る。平川は初めてトップ下を任される。

50分にも浅野のダイアゴナルの飛び出しで裏に抜けられて坪井と1対1になる。ここは坪井の気持ちのこもった飛び出しの圧力で浅野のシュートは枠を逸れた。

札幌の攻勢がさらに強まる

この後も札幌の選手の動きがよく、次第に札幌のシュートチャンスが増えてくる。札幌はアタッキングサード手前あたりで2シャドーの選手にボールを預けると、SHがオーバーもしくはインナーラップ。これで磐田の守備陣がSHのケアでラインを下げるとシャドーの選手がカットインして中央にドリブルで運んでくる。

これでバイタルエリアあたりまで侵入すれば後は自分でシュート、1トップの選手へのパス、逆サイドへ振るなどやりたい放題。

複数シュートを打たれるもギリギリで守る磐田。坪井も集中して好セーブを見せる。

磐田はゴメスと松本を下げて、藤原健介とブルーノ・ジョゼを投入。

後半、ほとんどペイショットがボールを収められないのが札幌の攻勢に繋がっている。なんとかファウルをもらって札幌の攻撃を切るのが精一杯。ここはジャーメイン不在が色濃く出てしまっている。

68分にスパチョーク、近藤がアウトし、中村桐耶とキム・ゴンヒが入る。

77分、古川を下げて石田雅俊が入る。平川が左サイドに回って石田がトップ下へ。

ペイショット頼みのロングボール戦術

流れを変えたい磐田だったが、このまま札幌優勢の時間が続く。いい形でペイショットが収められないため、せっかく投入したジョゼのサイド攻撃も繰り出せない。

ただ、前線の起点になりうるのもペイショットだけの状態のため、チームとしてもからの頭を目掛けたボールで打開を図る。

81分にはグラッサが負傷したようで伊藤槙人と交代。伊藤の復帰は好材料だが、グラッサが離脱するのは痛い。

83分もキムゴンヒが抜け出してシュート。ここも坪井が手に当ててセーブ。その後、2本シュートを打たれるが魂でブロック。

試合も終盤となり、パワープレイ気味にペイショットの頭へロングボールを集めて、セカンドボールを狙う。

94分には流れの中だが、伊藤槙人も前線に上がって同点ゴールを目指す。

しかし、1点が遠くウノゼロの敗戦。

苦しい3連敗

今日は坪井の奮闘もあり、最小失点に抑えたが、札幌の攻撃を止められず、試合全体を通じて劣勢のまま流れを変えられなかった。

ジャーメインの不在の影響が大きく見えたが、それに加えて後方の選手での崩しもほぼできなかった。ペイショットに収まらない状況でロングボールのチョイスが多かったのも気になる。状況を打開するための他の崩しをトライするのも必要だった。

好調時にはSHとSBが連携してサイド攻撃が出来ていたが、今日はそれが出せたのは立ち上がりに古川が縦にシンプルに抜けた場面のみ。札幌のマークが外せなかった面もあるが。

次節は前線にボールが収まらない時の攻撃のボール運びに対策を入れたい。

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